姓名判断あれこれ

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今回はお名前の話をしたいと思います。

「姓名判断に行ったら悪い名前だと言われてこちらでみてもらおうと思って来ました」といってお店にいらっしゃる方は結構いらっしゃいます。

そして、そうおっしゃった方のお名前を拝見すると「ああ、なるほどな」といつも思います。「姓名判断」に業界があるとすれば、「良い名前」「悪い名前」っていう基準は姓名判断業界のどの占い師にあたったとしても大体同じなのです。

それは、どの占い師も鑑定する力があって、見通せるから……というわけでもないのです。

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姓名判断では「良い画数」と「悪い画数」とがあるという主張があります。

なので、私がお名前を拝見すると、「ああ、これは他の人の鑑定では悪いと言われるだろうな」というのは一目瞭然ですし、逆に「これは姓名判断を元に名付けられた名前だな」というのもわかります。そういう場合は「姓名判断で、どなたかにみて貰って名前をつけられましたか?」というと大体9割の方がそうですとお答えになられます。

そもそも、姓名判断の基本は姓と名から計算した5カ所の数字をみて、どのような個性を持っているかを読み解くのが基本なのです。

その名前が「持ち主」にとって良い名前かは、その方がどういう生き方をしたいのか(どういう個性を発揮したいのか)という問題とも密接に関わっている問題なのですが……一部の姓名判断業界の方たちはそれをすっとばして単純に白黒を判断したいのだから困ったものです。

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私は、「どういう個性を持つお子様が良いか」というのをお訊きし、重視して名付けのお手伝いをさせて頂いておりますし、「名前を変えたい」というご依頼主の方には「現状の名前でもどういう面に優れた個性をお持ちか」をご説明し、変える場合はどのような特長を持ったお名前がよろしいかを重点的にお訊きしています。

なぜ細いところに執着するのかといえばそれだけ「名前」が生き方や個性に関わる大事なものだからと常に思っているからです。

さらに名前は親御さんやご家族など、大事な人からもらった「生まれてはじめてのプレゼント」でもあるからです。

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さて、先日ニュースで名古屋駅で酔っぱらった末に殴り合いをして同僚を死なせてしまった人のニュースがありました。加害者と被害者の実名が報道されていました。もし、あの2人の名前を「良いか」「悪いか」の姓名判断してみたら……どちらも棟梁運があり、大吉数を持っているとでると思います。

棟梁運がある名前はリーダーとしては良いのですが、それに見合った生き方をしていないとプライドを満たせず欲求不満に陥り易い名前でもあるのです。

名前の持つ個性をどう生かしていかれるのが良いか……それをアドバイスするのが姓名判断の本来の役割だと考えています。

(玉埋めメルマガより改筆、抜粋)